インボイス制度のシステム開発

現在、私たちは取引先からの問い合わせが増加しており、それが各社のシステム基幹にどのような影響を与えるかを調査ですが、「インボイス制度」とは、私が考えた表現は次の通りです。

※間違っていたらごめんなさい

インボイスとは

適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)とは、適格請求書(以下、インボイス)と呼ばれる一定の要件を満たす請求書のやりとりを通じ、インボイスを受け取った者のみ、消費税の仕入税額控除(※1)をできるようにする制度です。

 インボイス登録申請は既に始まっています。2023年(令和5年)10月1日からインボイスを発行するには、原則2023年(令和5年)3月31日までに登録申請を済ませる必要があります。

         東京商工会議所

開始時期

2023年10月1日をもって正式に稼働開始し、それに伴い10月末の業務から対応することとなります。ただし、消費税の区分や計算方法が変更されるため、システムの改修作業は6月頃から開始しないとスケジュール的に厳しい状況になると予想されます。

補足として、2023年(令和5年)3月31日までに登録申請を完了させる必要があります。まだ登録を行っていない場合は、税務署などに相談してみることをおすすめします。

京商工会議所から抜粋

システムからインボイスの対応

請求書を印刷する場合、インボイス導入後には3つの変更点があり、請求書(インボイス)に記載する項目が増加しました。
登録番号 ・・・ インボイス番号(黄色部分)

Microsoft エクセル(インボイステンプレイート)

適用税率 ・・・ 8%分の合計金額・10%分の合計金額
税率ごとに区分 ・・・ 8%分の消費税合計金額・10%分の消費税合計金額

Microsoft エクセル(インボイステンプレイート)

印刷 ・・・ 印字位置などの指定はありませんが見やすい位置に表示だそうです。
システム ・・・ 商品の消費税率が8%または10%かを判別するために、マスター項目に追加の項目が必要になりました。また、請求書の作成時には、請求締めのタイミングに合わせて請求合計をテーブルに保管も必要になるかもしれません。

補足として、消費税が8%か10%かの規定は主に食品関連の業種に限られていますので、他の業種においては印刷項目の変更だけで対応する必要があります。食品関連の業種と比較すると、その他の業種では変更が比較的簡単に行えるため、負担が軽減されます。